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ラツィオが最終日にクローゼの代役を確保 ミランから流浪のFWを獲得
自身9クラブ目の新天地
ラツィオは、移籍マーケット最終日の8月31日にミランからFWアレッサンドロ・マトリを1年間の期限付き移籍で獲得したと発表した。
中心選手の元ドイツ代表FWをミロスラフ・クローゼが、UEFAチャンピオンズリーグ・プレーオフのレバークーゼンとの第1戦で負傷。長期離脱を余儀なくされた。セルビア代表FWフィリップ・ジョルジェビッチも負傷中と、攻撃陣に不安を残していた。だが、元イタリア代表FWの獲得でその穴を補てんすることに成功した。
マトリはミランユース出身のストライカーで、イタリア代表としても7試合出場の経験を持っている。ミランでプロデビュー後、流浪の旅を続けてきた。下部リーグのプラト、ルメッツァーネ、リミニに期限付き移籍し、経験を積んだ。2007年に完全移籍で加入したカリアリで頭角を現すと、その後はイタリアの名門ユベントスでもプレー。2013年に古巣ミランへと復帰を果たしたが、その後はフィオレンティーナ、ジェノア、再びユベントスと移籍マーケットが開く度に移籍を繰り返してきた。
カルロス・バッカやルイス・アドリアーノ、そしてマリオ・バロテッリと大型補強を敢行したミランの前線では、今年も出番が限られてしまうのは確実だった。ラツィオへの移籍が決まり、31歳のマトリにとってはこれが自身9クラブ目となる。
セリエA通算248試合79得点を記録してきたさすらいのストライカーは、今季ヨーロッパリーグにも参戦する強豪への移籍で、自身の価値の証明をすることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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