“買い物上手”ドルトムント 「44分で1得点」のFWアルカセルを33億円で買い取り
昨夏134億円でデンベレを売ったバルサに対し買い取りオプションを行使
MF香川真司が所属するドルトムントに今季、期限付き移籍で加入したスペイン代表FWパコ・アルカセルは、驚異的なペースでゴールを積み重ねているが、保有元であるバルセロナから完全移籍での獲得が決まったと、クラブ公式サイトが伝えている。
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アルカセルはバレンシアでリーガ・エスパニョーラ2シーズン連続二桁ゴールなどの活躍を経て、2016年夏にバルセロナに加入。しかし、バルサ加入1年目にアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールの「MSNトリオ」の牙城を崩せず、昨シーズンもスアレスのバックアッパーにとどまっていた。
出場機会を求めたアルカセルは、期限付き移籍の形で今夏ドルトムントに加入。怪我の問題を抱えていて出遅れ、今季公式戦では8試合出場のうち2試合のスタメンにとどまっているものの、すでに9ゴール。約44分に1ゴールを決めるという驚異のハイペースで、首位快走のチームに貢献している。
この活躍ぶりにドルトムントの動きは早かった。英公共放送「BBC」によれば、クラブはバルサに対して2270万ポンド(約33億円)で買い取ることを決め、2023年6月30日までの契約を結んだ模様だ。
ドルトムントとバルサ間では昨夏、フランス代表FWウスマン・デンベレが移籍金1億500万ユーロ(約134億5000万円)でのビッグディールが起きたものの、ピッチでのプレーだけでなく素行にも問題のあるデンベレには放出説も挙がっている。それとは対照的にアルカセルを手に入れたドルトムントは、“買い物上手”と言えるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)