大爆発のG大阪FWファン・ウィジョ、エース覚醒の転機は? 決定率は衝撃の「18%→41%」
【データで診るサッカー】今季ゴール量産のファン・ウィジョがストライカーとして目覚ましい活躍
今季Jリーグで最も強烈なインパクトを残している選手と言っても過言ではないのが、ガンバ大阪の韓国代表FWファン・ウィジョだ。クラブと代表を含め、公式戦46試合32ゴールと大爆発しており、いまや時の人となっている。一時期降格圏を彷徨っていたG大阪を第32節終了時点で9位にまで引き上げる立役者にもなった。ファン・ウィジョは、どのタイミングでJリーグ屈指のエースストライカーへと覚醒したのか。その背景には、韓国代表のユニフォームを着て戦ったアジア大会の存在が浮かび上がってくる。
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今夏に開催されたアジア大会にオーバーエイジ枠としてU-23韓国代表に参加したファン・ウィジョは全7試合で9ゴールを挙げ、得点王を獲得。見事にチームを優勝へと導いた。そして、このアジア大会を機に、Jリーグの舞台でもファン・ウィジョは大きな旋風を巻起こすことになる。
アジア大会の参加前、ファン・ウィジョはリーグ20試合に出場しており、9ゴールを挙げていた。171分に1ゴールを決めていることになり、Jリーグ公式サイトによると、決定率は18.75%となっている。
開幕当初、ファン・ウィジョは右ウィングを主戦場とし、7戦5発もチームは1勝と結果が伴わなかった。また、FW長沢駿(現ヴィッセル神戸)が負傷離脱したことにより第8節V・ファーレン長崎戦(0-3)からセンターフォワードとして起用されるようになるも、13試合4ゴールとペースダウン。チームも20試合消化時点でわずか4勝の17位と、泥沼状態に陥っていた。
ファン・ウィジョ自身は9ゴールとFWとして一定の成績を残していたが、大車輪の活躍を披露したアジア大会を終えた後、Jリーグでも目覚ましい覚醒を見せることになる。