レアル会長、司令塔モドリッチと契約延長しない方針決定 来夏の退団説が一気に加速
後釜候補はトットナムのエリクセンに定め、ポチェッティーノ監督招聘も画策か
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、クロアチア代表MFルカ・モドリッチとの契約を延長しない方針を固めたという。イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」が報じている。
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ペレス会長は、主力選手の契約期間をどうするか検討をスタート。そのなかで、33歳のモドリッチは今年のロシア・ワールドカップ(W杯)で母国クロアチアを準優勝に導くなど、世界屈指のプレーメーカーとしてレアルの中盤に君臨している。現行契約は2020年6月までだが、記事によれば年齢的な観点からも契約延長をしない方針を固めたという。
来夏の移籍市場は契約満了の1年前となり、いわゆる「売るタイミング」になる。今夏の移籍市場でもイタリアの名門インテルへの移籍が取り沙汰されたが、退団がより現実的なものになると見込まれる。インテルにはW杯で共闘したクロアチア代表選手が多く所属するため、モドリッチが移籍先として受け入れやすい理由だと夏の時点では報じられていた。
それに加え、ペレス会長はモドリッチが抜けた後の中盤に加えるトップターゲットを、トットナムのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンに定めているようだ。それはトットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督を招聘するための布石でもあるとし、今季にフレン・ロペテギ監督を解任してサンチャゴ・ソラーリ監督を据えた人事面をリセットする狙いも持っているという。
今夏に絶対的なエースだったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドをユベントスに放出するなど、昨季までUEFAチャンピオンズリーグ(CL)三連覇を成し遂げたチームは世代交代や入れ替わりによる変革期にあるのは事実だ。モドリッチの去就を含め、ブラジル代表DFマルセロなど、レアルから退団する可能性がある選手たちは移籍市場を賑わせることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)