FC東京DF室屋、ACL出場圏内へ“多摩川クラシコ”必勝宣言 「優勝した川崎に勝ちたい」
プロ3年目、長谷川監督の下で攻撃面で成長「『もっと仕掛けていけ』と求められる」
J1リーグは川崎フロンターレの連覇が決まったなか、熾烈なのがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権争いだ。2016年以来の切符を目指すFC東京の日本代表DF室屋成は、「とにかく勝ち続けるしかない」と語り、24日に控えるリーグ王者との“多摩川クラシコ”に「最後に一つ土をつけたい」と誓った。
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FC東京は今季、2014年に三冠達成の経験を持つ長谷川健太監督が就任。堅い守備をベースに、速い攻撃を仕掛けるサッカーを追求してきた。とりわけ、サイドの選手には激しいアップダウンと運動量が求められるが室屋にも指揮官から檄が飛んでいるという。
「サイドハーフとサイドバックには、第一にファイトすることと運動量を求められます。自分の特長でもありますが、ふと息をついてしまうところがあるので、長谷川監督の一言で、いつも気づかされています。あとは『もっと仕掛けていけ』と攻撃面も求められます。(ゴールを挙げた第7節の)鹿島戦のような、サイドバックとして敵陣の深い位置に入れるシーンが今年は多く作れているので、そこは新たなストロングポイントになっていると思います」
室屋はこれまで、JFA・Jリーグ特別指定選手時代の2015年を含めれば、計5人(マッシモ・フィッカデンティ、城福浩、篠田善之、安間貴義、長谷川健太)の監督に指導を受けてきた。そのなかでも、長谷川監督の統率力とマネジメント能力は際立っていると話す。
「東京は代表に入っていた選手、経験を積んできた選手が多くいるなか、長谷川監督にはそれをまとめ上げて一つにできる力があります。チームに厳しさを与えるのが上手く、チームも締まる。誰に対してもフラットに接してくれるので、選手からしてもありがたいです。個人としても、自分のやりたいことが表現できるようになってきた手応えがあります」