移籍市場最大の悲劇! ミランも狙った司令塔のナポリ移籍が登録期限4分遅れでまさかの破談

サンプドリアMFソリアーノが移籍決定後、急転残留へ

  サンプドリアからナポリへの移籍でクラブ間合意に達し、正式決定したはずのMFロベルト・ソリアーノに悲劇が起きた。セリエAは移籍市場最終日となった現地時間31日23時が移籍登録の締切期限となっていたが、ソリアーノの移籍に関するリーグ事務所への書類提出は23時4分。わずか4分遅れで移籍は完了しなかった。ナポリからトレードの形でサンプドリアへ加入することが決まっていたコロンビア代表MFフアン・スニガの移籍も白紙に戻った。
 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」では、両クラブから電子書類による確認がなされた可能性が指摘されていたが、最終的にリーグ事務局が出した答えは「ノー」。ソリアーノの肖像権に関する交渉に時間を費やし過ぎた可能性も浮上。今夏の移籍市場における最大の悲劇となった。
 ソリアーノは移籍市場で目玉選手の1人だった。昨季までサンプドリアで指揮を執っていたACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督の下で継続してプレーすることを望み、ミハイロビッチ監督もクラブ首脳に獲得を直訴したほどの相思相愛ぶりだった。
 ユベントスら他クラブからのオファーに対しても、ミランへの移籍希望を表明し続けてきた。この移籍市場最終日にミランはソリアーノ獲得交渉から撤退。元銀行マンという異色の経歴を持つ、智将マウリツィオ・サッリ監督率いる名門ナポリでのプレーを最後の最後で決心した。しかし、わずか4分遅れで、移籍に関する全てが水泡に帰すこととなった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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