ミランが求む最終ラインの補強候補は? ゴディン&ベナティア、伊有力2紙で見解相違 

(左から)DFゴディン、DFベナティア【写真:Getty Images】
(左から)DFゴディン、DFベナティア【写真:Getty Images】

今季限りで契約が切れるゴディンか、ユベントスで“浮いた存在”のベナティアか

 イタリアの名門ACミランの最終ライン補強戦略について、現地時間22日付のイタリア有力2紙が違った見解を示している。果たして、今季から就任のOBで元ブラジル代表レオナルドSD(スポーツディレクター)の判断はどうなるのか。

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 まず、少し先を見据えた補強を行うと報じたのがイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」だった。一面にミランの名前とともに大きく写真が載ったのは、アトレチコ・マドリードのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンとなった。

 ゴディンは今季限りでアトレチコとの契約が切れるが、契約延長には消極的な姿勢だとしている。すでに他クラブからのオファーを聞く意思があるとしたうえで、ミランは今冬の間に話をつけ、6月の契約満了を持って移籍金ゼロで来季から正式加入という道筋が狙いだという。ゴディンはベテランの域に入っているセンターバックだが、財政難が解消しきれていないミランとしては補強費の節約につながる面があるのだろう。

 一方で、特にユベントスの情報に強いイタリア紙「トゥット・スポルト」は、ミランが冬の移籍市場でユベントスのモロッコ代表DFメディ・ベナティアの獲得を狙い「すでにプレッシングをかけている」と一面で報じた。

 ベナティアはユベントスで中間的な出場機会を得ている選手だが、先日にはメディアを通じてマッシミリアーノ・アッレグリ監督の起用法に不満を唱えた。アッレグリ監督は11日のリーグ第12節ミラン戦(2-0)に起用するなど、報道の出た後も試合では起用しているが、内紛の種としても放出候補としてもクローズアップされている。ミランはそこに目をつけ、今季の時点から最終ラインを強化するためにベナティアの獲得を狙うという。

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