ミランがトップ下補強に失敗… ミハイロビッチ監督愛弟子がナポリに18億円移籍

サンプドリアMFソリアーノが移籍金+コロンビア代表DFスニガで決着

  日本代表FW本田圭佑が所属するACミランが今夏の移籍市場で獲得を狙っていたサンプドリアのMFロベルト・ソリアーノが、ナポリに電撃移籍することが決定した。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が伝えている。イタリアの移籍市場閉幕まで2時間を切った中での駆け込み移籍となった。
 移籍市場最終日となった31日午前からミラン、ナポリ、ユベントスがソリアーノの獲得交渉に臨んでいたが、早々にユーベが撤退。昨季サンプドリアでソリアーノを指導していたシニシャ・ミハイロビッチ監督が獲得を熱望し、クラブ幹部に直訴していたミランも、午後になって獲得を断念したとのレポートされていた。ミランはゼニトのベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得交渉も不調に終わり、課題とされていたトップ下の補強を見送ることになった。
 サンプドリアのマッシモ・フェレーロ会長は独王者バイエルン・ミュンヘンの下部組織出身で「小さなバラック」の異名を取ったソリアーノを安売りする気はないと強調。ナポリとの交渉も長期戦になっていた。最終的に、1300万ユーロ(約18億円)に加え、コロンビア代表MFフアン・スニガをプラスする形で交渉が合意に至り、ナポリが強奪に成功した。
 図らずも、最終的にイタリア国内の移籍市場最後の目玉となったソリアーノ。名門ナポリでビッグクラブの争奪戦となったほどの実力を示すことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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