脳震とうの浦和DF槙野、24日の湘南戦欠場へ 代役は22歳茂木が濃厚「自分の良さがある」
キルギス戦で接触プレーから途中交代 浦和でも脳震とうの診断で復帰プログラム実施中
浦和レッズの日本代表DF槙野智章は、20日の国際親善試合キルギス戦(4-0)での負傷が脳震とうと診断され、24日のリーグ第33節湘南ベルマーレ戦の欠場を余儀なくされることが分かった。
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槙野はキルギス戦でキャプテンマークを巻いてスタメン出場したものの、後半12分に相手選手とGK権田修一(サガン鳥栖)に挟まれるようにして接触。そのまま同16分にDF吉田麻也(サウサンプトン)と交代になった。試合後に日本サッカー協会の広報担当は脳震とうと話したが、浦和のスタッフも22日に槙野の診断が脳震とうであり、復帰プログラムを実施していることを明らかにした。
そのため、「順調なら来週の火曜日(27日)にはチームに合流できる」という状況になり、24日の湘南戦は欠場を余儀なくされることになった。
また、浦和はDFマウリシオも左下腿三頭筋の肉離れで離脱。主将のMF柏木陽介は出場停止で、負傷から復帰を目指す主力MF青木拓矢も22日の練習は部分合流にとどまり、湘南戦は多くのメンバー変更を強いられる見通しだ。
最終ラインはDF岩波拓也を中央に、右にDF森脇良太、左にDF茂木力也の起用が濃厚だ。22歳の茂木は2015年に浦和ユースからトップ昇格したが、これまで浦和での出場はなくJ2の愛媛FCやモンテディオ山形への期限付き移籍を経て、今季途中に浦和に復帰している。出場すればJ1デビューとなる。槙野の代役を期待されるなか、茂木は「(槙野と)同じプレーはできないけど、自分には自分の良さがあるので、普段から積み上げてきたものを出したい」と意気込んだ。
ルヴァンカップ覇者の湘南は、残留争いの中での重要なホーム最終戦。槙野不在の浦和にとっては厳しい一戦となりそうだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)