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劇的結末の立役者 同点弾のオランダ代表主将が受け取った運命を変える“紙切れ”に脚光
DFファン・ダイクがドイツ戦の終了間際に劇的同点弾を決めてNL準決勝に進出
オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(リバプール)は、現地時間19日に行われたUEFAネーションズリーグのグループステージ最終節ドイツ戦(2-2)で試合終了間際に同点弾を決め、準決勝進出に貢献した。劇的な展開の背景には、オランダの運命を変えた戦術変更が記されている“一枚の紙きれ”の存在があったようだ。
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キャプテンを担うファン・ダイクが、1-2とビハインドで迎えた後半45分に大仕事をやってのけた。右サイドからのクロスを味方が頭で逸らすと、ゴール前に走り込んで右足ダイレクトボレーをお見舞い。ゴール右に劇的な同点ゴールを突き刺した。この引き分けにより、オランダはフランスと勝ち点7で並んだものの、得失点差で上回り、グループ首位で準決勝に駒を進めた。
前半20分までに2失点を喫したオランダは、試合終盤に4バックから3バックへ変更し、CBのファン・ダイクを2トップの一角に据える大胆な戦術に打って出た。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は公式インスタグラムでファン・ダイクが受け取った、選手の配置を記したメモを公開している。
「オランダの歴史を変えるには、最低でもドローという結果が必要だった。成功の秘密は何か? テクニカルアシスタントコーチが推奨した戦術的変更を、珍しい方法で選手たちへと伝達したことだ。それは、紙切れだ」
英衛星放送「スカイ・スポーツ」の公式インスタグラムも同様の内容を投稿しており、コメント欄には「マスタークラスの戦術だ」「素晴らしい戦術変更だ」「世界最高のCBであり、トップクラスのストライカー」「サッカーの魅力の詰まった采配」「オランダの救世主となった紙切れだ」とファンから反響を呼んでいた。
今年1月にDF史上歴代最高額となる移籍金7500万ポンド(約109億円)でリバプールに加入したファン・ダイク。博打的な戦術変更を成功に導くあたりは、さすがワールドクラスのプレーヤーといったところだろう。