「GKはファーストアタッカー」 元伊代表MFモッタ、衝撃の「2-7-2システム」で革命
攻撃的なサッカーを目指すモッタはPSGのU-19チームで画期的なフォーメーション採用
パリ・サンジェルマン(PSG)のU-19チームを率いる元イタリア代表MFチアゴ・モッタが、「2-7-2」というこれまでにはなかった画期的なフォーメーションでサッカー界に革命を起こそうとしているようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」紙が報じている。
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PSGでのプレーを最後に、昨季限りで現役を引退したモッタはそのままPSGの下部組織で指導者としてのキャリアをスタートさせた。選手時代は中盤の底、いわゆるアンカーポジションの第一人者としてバルセロナやインテルなどでも活躍した。監督へ転身し、サッカー界に新たな風を吹かせようとしている。
「私のアイデアは攻撃的なプレーをすること」と指導者としての哲学を語っているモッタ。「フィールド上における数字は好きではないんだ」と3-5-2、4-3-3などと表記されるフォーメーションやポジションへのこだわりはなく、ピッチに立った選手たちのクオリティー、特性に合わせたサッカーを体現したいのだという。
「私は少し前の試合で二人のフルバック(サイドバック)を最終的に9番と10番のポジションでプレーさせた。だが、それは私が(ワルテル・)サムエルや(ジョルジョ・)キエッリーニのような生まれながらのディフェンダーを好んでいないということではない」
そうしたなかで、モッタが考え出した一つの最適解が「2-7-2」だ。フォーメーション表記は本来3-5-2、4-4-2などGKを除いた10人のフィールドプレーヤーの並びを表すのが一般的だが、この2-7-2理論ではGKは中盤の一人に含まれるという。モッタはこのような持論を展開している。