代表選出で合意済み？　サントス監督は「個人的な会話は披露しない」と回答

　世界最高選手の一人であるFWクリスティアーノ・ロナウドは、再びポルトガル代表でプレーするのだろうか。フェルナンド・サントス監督は「彼はチームの一員」だと話す一方で「個人的な会話を披露するつもりはない」と、なんらかの合意があることを明かした。記者会見の様子を米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

　ロナウドはロシア・ワールドカップを終えた後は代表チームでプレーしていない。9月の活動時点では、今季からユベントスに移籍したばかりのため、順応するための時間が必要というのが理由とされていたが、10、11月とも代表には招集されていない。

　このまま代表引退になるのかという話題も出るなか、サントス監督は「彼はチームの一員だ。それに疑いを持つなら、試合前後に彼がSNSにどんな投稿をしているかを見ればいい」とコメント。事実ロナウドは試合が近づくと、インスタグラムにポルトガル代表を応援する投稿を頻繁に行っている。

　その一方でサントス監督は、「それとは別にして個人的な会話を披露するつもりはない」とし、代表選出に関してロナウドとなんらかの合意があることを話した。

　もっともサントス監督は「世界最高の選手について話しているが、明日の試合でプレーする選手たちについて話すことも重要だ」という言葉や、「あなたたち（報道陣）はロナウドについて言い続けるが、同じ質問に答え続けるのは大変だ」などと、話題の転換を求めている。

　ポルトガルはUEFAネーションズリーグで準決勝進出を決めており、2018年最後の代表活動となった20日のポーランド戦は1-1で終えた。ロナウドとは来年にも、代表に復帰する合意があるのだろうか。