リトルなでしこ、グループ首位でU-17W杯決勝T進出 メキシコ戦先制弾MF「目標は優勝」
前半40分に木下のファインゴールが決まるも、後半18分に失点してGL最終戦はドロー
リトルなでしこの愛称を持つU-17女子日本代表は、現地時間20日に行われたU-17女子ワールドカップ(W杯)グループリーグ最終戦のメキシコ戦を1-1で引き分け、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。
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日本は引き分け以上で首位通過が決められる状況だったが、池田太監督は「今までやってきたことは、得失点差などは考えずに一つのゲームとして戦っていこうということだった」とキックオフを迎えた。
果敢なハイプレスを仕掛けてきたメキシコの前に、思うように前線にボールをつなげない展開だったが、前半40分にファインゴールが生まれた。中盤のやや右サイドでルーズボールを拾ったMF木下桃香が一気に加速してドリブル突破すると、ペナルティーエリアの外から左足で振り抜いたシュートがゴールに吸い込まれた。
木下は「この2試合で点を取れていなかったので、思い切って足を振って良かった。狙ってはいたんですけど、ファーストシュートだったので思い切って打った」と、ゴールを振り返った。
前半のハイペースが影響したか、後半はメキシコが息切れする部分を見せ始め、日本ペースになった。しかし後半18分、左サイドからのクロスにGK大場朱羽が遅れて飛び出してしまい、メキシコFWアリソン・ゴンサレスのヘディングは無人のゴールへ吸い込まれて同点とされた。
残り時間は双方ともに決定機と呼べるほどのチャンスは作れずに1-1で試合終了。この結果、日本とメキシコが勝ち点5で並んだものの得失点差で日本が首位通過、メキシコは2位通過となった。
池田監督は決勝トーナメントに向け、「決勝トーナメント進出は喜ばしいが、さらに強くなって次の対戦相手と戦いたい」と気を引き締めた。また、先制ゴールの木下も「目標は優勝なので、今日も課題はあったけど改善して、次の試合も楽しんで勝ちたい」と先を見据えた。
(FOOTBALL ZONE編集部)