元アーセナルMFユングベリ、“戦術家”エメリの指導に言及 「全ての練習が綿密に計画」
古巣のアカデミー責任者に就任した元清水MF、指揮官の並々ならぬこだわり実感
J1清水エスパルスでもプレーした元スウェーデン代表MFフレドリック・ユングベリは現在、古巣アーセナルのU-23チームのヘッドコーチを務めている。今季から就任したウナイ・エメリ監督について、細部にまでこだわり抜く指揮官だと語っている。英紙「デイリー・スター」が報じた。
現役時代は名将アーセン・ベンゲル前監督の下、アーセナルで活躍したユングベリ。2014年にムンバイ・シティFC(インド)でプレーしたのを最後に引退。その後、16年にアーセナルのU-15で指導者としてのキャリアをスタート。ヴォルフスブルクのアシスタントコーチを経て、今シーズン再びアーセナルに戻ってきた。
トップチームの監督はベンゲル前監督からエメリ監督へと引き継がれた。前政権のこともよく知るユングベリは、アーセナルに変化が訪れていることを実感しているという。
「僕がアーセナルを去ってから、いくつかの変化があったみたいだね。ウナイはとても穏やかで、冷静沈着だ。そして非常に細部にまでこだわっている。月曜日から金曜日まで、全ての練習が綿密に計画されたものだ。常に選手が何をすべきなのかというプロセスまで考えられていて、選手たちもオープンマインドである必要がある。彼らはそれぞれの役割や何を期待されているのかをよく理解しなければならない」
バレンシアやセビージャ、パリ・サンジェルマンでその手腕を発揮してきた戦術家エメリは練習やチーム作りに対して、並々ならぬこだわりを持っていると感じているようだ。
またユングベリは、U-23チームもトップチームと同じ哲学を持ったチーム作りをしており、エメリ監督とも密にコミュニケーションを取っているという。エメリ監督のやり方について「細部にこだわり、非常に多くの情報があるが、フィロソフィーはいたってシンプル」だと語っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)