移籍市場閉幕までカウントダウン 英メディアが動向追う注目の10選手とは?

吉田の新ライバルの名前も

 

 7人目はゼニトのアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライ。チェルシーがストーンズ獲得が難しくなったことで急きょリストアップしたと言われている。対人プレーに強く、フィードも正確。28歳と脂の乗り切った年齢で、現在はアルゼンチン代表でのレギュラーとして活躍する。移籍金は1500万ポンド( 約28億円)ほどと予測されている。チェルシーのDF補強は、若く将来性もあるストーンズか、比較的安価で即戦力としての期待が懸かるガライの2択となっているようだ。
 8人目はセルティックのフィルジル・ファン・ダイク。24歳のセンターバックは近年、オランダ代表に招集されるなど、スコットランド王者で確実に成長を遂げている。身長190センチを超える巨漢で空中戦で無類の強さを発揮する。一方で、足元の技術も高く攻撃でも貢献できる。移籍金はおよそ1000万ポンド(約18億6000万円)。エバートンも関心を寄せるが、吉田麻也の所属するサウサンプトン移籍が濃厚となっている。
 9人目はマンUのアドナン・ヤヌザイ。すでに本人が残留を明言していたが、依然として多くのクラブが獲得を狙う ベルギー代表の若き天才。ウェストハム、サンダーランド、エバートンなどがその候補となっている。クラブ側が完全移籍で放出する意志がないことから、いずれも期限付きでの獲得をもくろんでいる。第2節のアストン・ビラ戦では貴重な決勝点を決め、ファン・ハール監督には成長をアピール済み。ただし、大型補強を敢行する今季のユナイテッドが前線にさらなる新戦力を加えれば、出場機会を求めてチームを離れる可能性もありそうだ。
 最後の10人目はサウサンプトンのMFビクター・ワニヤマ。ケニア代表で強靱(きょうじん)なフィジカルを武器に守備的MFの位置で相手の攻撃の芽を詰む。現在、恩師マウリシオ・ポチェッティーノ監督が指揮をとるトットナムが獲得に動いており、本人も移籍を希望 しているという。しかし、サウサンプトンのロナルド・クーマン監督は昨季の堅守を支えたハードワーカーの放出を拒んでいる。移籍金は2000万ポンド(約37億円)に達すると報じられている。
 閉幕まで残りわずか。締め切りギリギリまで目が離せない状況だ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング