移籍市場閉幕までカウントダウン 英メディアが動向追う注目の10選手とは?

ビッグネームから新鋭まで多士済々

 3人目はパリ・サンジェルマン(PSG)のウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ。ストライカー獲得を熱望するアーセナルが獲得を狙うが、その移籍金は5000万ポンド(約93億円)とも予測されている。プレミア4試合でわずか3得点と貧弱な攻撃陣にはテコ入れが必要だ。PSGで104試合出場78得点と、非常に高い決定力を誇るカバーニは その適役か。レアルのカリム・ベンゼマが第一候補と見られていたが、残留が決定的となり、アーセナルはこの長髪のストライカーに路線を変更したようだ。
 4人目はウェスト・ブロムウィッチ(WBA)のFWサイード・ベラヒノ。昨季、イングランド代表にデビューしたばかりの俊英で、2季前まではほとんど無名の存在だった。しかし、昨季リーグ戦全38試合に出場14得点を挙げ、一気にブレークを果たした。トットナムが獲得に興味を示しているが、WBAはオファーを拒否して放出に難色を示している。移籍金は推定2500万ポンド(約46億5000万円)だ。
 5人目はQPRのチャーリー・オースティン。昨季プレミアリーグで18得点を挙げて得点ランキング4位に入った。イングランド人選手としては21得点のハリー・ケ イン(トットナム)に次ぐ好成績だった。下部リーグ所属時代には、レンガ職人として働いていた異色のキャリアを築いたことでも知られる。エリア内で力を発揮する典型的なストライカータイプで、ハードワークもいとわない。QPRが2部降格となったことで、クリスタル・パレス、レスター、ニューカッスル、ノーリッジ、エバートン、WBAなどのプレミア中堅から下位クラブが関心を示している。移籍金は1500万ポンド(約28億円)と予測されている。
 6人目はユベントスMFポール・ポグバ。デ・ヘアやギャレス・ベイル(レアル・マドリード)などど共に、この夏、常に去就が注目されていたフランス代表の万能MF。今季から背番号「10」を背負い、主力の大量放出に悩まされるユベントスで主軸を担う。そのた め、移籍の可能性は低いと見られている。それでもマーケット終盤になり、チェルシーがポグバ獲得に7000万ポンド(約130億円)を用意しているとリポートされている。仮に実現すれば、プレミアリーグのクラブが選手獲得に費やした金額としては、昨季ユナイテッドに加入したアンヘル・ディ・マリア(現PSG)の5970万ポンド(約111億円)を大きく上回る新記録が誕生する。

 

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