ボールウォッチャー長友に酷評 同点弾を許し、伊紙チーム最低タイ評価

今季公式戦初の右SB出場も全紙5点の低評価

  インテルの日本代表DF長友佑都は30日、第2節でセリエBから昇格したカルピとのアウェーゲームで、開幕2戦目にして今季公式戦で初めて途中出場のチャンスをつかんだ。試合は2-1と勝利を収めたが、失点の場面に絡み、イタリア地元紙で最低点の厳しい評価を受けている。
  去就問題に揺れていた長友はついに公式戦で出番を手にした。マンチーニ監督は1-0とリードして試合終盤を迎え、後半34分に長友を右サイドバックに投入。逃げ切りを計ったが、わずか2分後に指揮官の期待を裏切った。
 インテルの左サイドから放たれたグラウンダーのクロスに対し、長友はボールウオッチャー になってしまった。自らのマーカーに前のスペースに入られると、シュートを決められてしまった。試合終了間際にFWステファン・ヨベティッチが決勝点を沈めて事なきを得たものの、勝ち点3を逃す危機的状況を招いた。
 地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は5点と敵地で勝った試合では厳しい評価となっている。しかも、通常なら評価なしとなる出場時間の短さだが、チーム最低点タイとなっている。
「守備が甘くなる。ディ・ガウディオの背後にいた。それはミスだ。入ってすぐに倒された」寸評では失点の場面の対応を批判されている。
 コリエレ・デロ・スポルト紙もトゥット・スポルト紙も5点と低評価。トゥット紙は「ディ・ガウディオのゴールを抑えきれなかった」と指摘している。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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