ロシアワールドカップアジア2次予選に臨む日本代表に暗雲が垂れ込めた。3月のバヒド・ハリルホジッチ監督就任以来、センターバックのレギュラーポジションを確保していた槙野智章（浦和）が右足内転筋を負傷。浦和レッズは槙野の代表離脱を発表している。追加招集はFC東京DF丸山祐市となり、日本代表初招集となる。
　丸山は2012年に明治大学からFC東京に入団。昨季は、期限付き移籍で湘南ベルマーレでプレーしていた。今季FC東京に復帰し、セカンドステージに入ってからレギュラーを獲得してプレーしていた。丸山はクラブを通じて、「日本代表に選出していただき、大変うれしく思います。正直なところ、突然のことで驚いています。これまで支えてくださったみなさまに感謝すると同時に、東京の代表として自分の力を十分に発揮し、チームに貢献できるよう頑張ってきます」と意気込むコメントを発表している。
　ハリルジャパンは、アジア二次予選初戦のシンガポール戦をホームで引き分けと、苦しい船出になっている。ムードメーカーとしても存在感を発揮していた槙野を欠いたチームは、9月3日に埼玉スタジアムでカンボジア代表、8日にイランのテヘランでアフガニスタン代表と対戦する。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images