日本代表、アジア杯へ最後のサバイバル DF吉田が強調「誰がチャンスをつかむか」
年内最後の国際親善試合となるキルギス戦、吉田は「非常にチャンスがある環境」と分析
森保一監督率いる日本代表は20日、豊田スタジアム(19時20分)で年内最後となる国際親善試合キルギス戦に臨む。来年1月のアジアカップを見据えたラストマッチとなるが、メンバー選考において最終局面に突入している。最終ラインの要となるDF吉田麻也(サウサンプトン)は「誰がチャンスをつかむか」と“大会前最後のサバイバル”を強調した。
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16日のベネズエラ戦ではDF酒井宏樹(マルセイユ)が代表初ゴールを決めるも、その後に追いつかれて1-1のドローに終わった。森保体制の連勝は3でストップしたが、指揮官は順調なチーム作りを強調している。
現体制にとって最初の公式大会となるのが、来年1月にUAEで開催されるアジアカップだ。2011年以来、2大会ぶりの優勝を目指す日本代表のメンバー選考に注目が集まるなか、吉田は「非常にチャンスがある環境」と現状を分析。ベテランから若手まで横一線で競争を続けており、「監督がこれだけチャンスを与えてくれているのは、なかなかないこと」と続ける。
今夏のロシア・ワールドカップ直前に行われた6月12日のパラグアイ戦(4-2)を引き合いに出し、吉田は「何人かの選手が良いパフォ―マンスを出して、ぐっと状況が変わったのは事実。最後まで誰が出るか分からない状況、誰にもでもチャンスがある」と語る。
「誰がチャンスをつかむか。それは逆に言うと、チームにとってプラスになると思う」
森保監督はベネズエラ戦からメンバーの大幅な入れ替えを示唆している。キルギス戦で出場機会を得た選手が、最後のアピールを見せるか。アジアカップのメンバー選考という意味でも、個々のパフォーマンスに一層注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)