悩めるファン・ハール監督 ゴール欠乏症にも「パニック契約はない」と宣言

どうなる移籍市場最後の補強

 これまで前線の補強は、PSVのオランダ代表FWメンフィス・デパイ1人だけ。主将のウェイン・ルーニーは欧州チャンピオンズリーグプレーオフのクラブ・ブルージュ戦2試合目でハットトリックを決めたが、リーグ戦では沈黙が続く。4戦全勝の首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は5に開いている。
 ファン・ハール監督には、そうした歯がゆさもあるのだろう。だが、移籍交渉には首を突っ込まない方針だという。
「我々は状況を見る必要があるが、邪魔はしたくない。監督として我々は役割を分担されている。この役割はエド・ウッドワード(副会長)で私ではない」
 レアル・マドリードが獲得に乗り出しているスペイン代表GKダビド・デ・ヘアも公式戦6試合連続でベンチ外になるなど、去就は不透明なままとなっている。バイエルン・ミュンヘンのオランダ代表FWアリエン・ロッベンに約135億円の 移籍金でオファーを出したとも伝えられている中、絶大な資金力を誇るマンUのラストピースを巡る補強策に注目が集まっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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