ミラン番の記者が、トップ下の先発に本田を推薦 「このままなら不可欠」
「才能ある選手をプレーさせる」
一方、ポルトガル紙「ア・ボーラ」のミラン番記者エリオ・アリエンティ記者は、スソとは実力で背番号「10」が優位と口にし、現状ではトップ下の先発は、本田を推薦した。
「本田はフィオレンティーナ戦でよくなかったが、スソもエンポリ戦はよくなかった。僕がミハイロビッチでどちらかを選ぶとしたら、才能ある選手の方にプレーさせる。それは本田だ。本田を司令塔でプレーさせる」
一方で、途中出場のMFジャコモ・ボナべントゥーラはトップ下でボールを引き出し、セットプレーから決勝アシストも記録している。この万能MFのことは、「中盤のアタッカーが彼本来のポジション。司令塔もこなせる。スソに代わって、いいプレーを見せた」と評価した。
スソだけでなく、エンポリ戦で先発したミランの中盤は、劣勢に立たされ、その評価を下げた。途中出場のボナベントゥーラは活躍したが、「負けも同然」とシニシャ・ミハイロビッチ監督も憤然と語った。その試合で、出場機会のなかった本田の出場を待望する声も出ている。苦戦の裏で背番号「10」が、逆説的に評価を高めた可能性も出てきた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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