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絶対王者の挫折 ユーベ史上初の開幕2連敗に続き、独代表司令塔争奪戦も逆転負け
シャルケMFドラクスラーはデ・ブライネ売却のヴォルスフブルクが強奪
イタリア王者ユベントスは、リーグ開幕から2連敗とクラブ史上初の泥沼スタートになった。それに追い打ちをかけるように移籍市場でも敗戦の知らせが届いた。今夏に長い時間を掛けて移籍交渉に臨んできたシャルケのドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーの争奪戦に敗れたと、イタリアの移籍情報サイト「カルチョメルカート・コム」が伝えている。
現地時間30日がドラクスラー獲得の“Xデー”とされてきた。だが、ユーベの周辺には最終段階で悲観論が流れていた。ヴォルフスブルクは主力MFであるケビン・デ・ブライネ、イバン・ペリシッチの放出が決まり、ドラクスラー獲得に方向転換した。ユベントスの上を行く巨額オファーを用意すると伝えられていたからだ。
その懸念は現実のものとなり、現地時間の午後には、シャルケとヴォルフスブルクの間で、それぞれボーナス込みで移籍金3600万ユーロ(約49億円)、年俸500万ユーロ(約6億8000万円)の5年契約でまとまり、メディカルチェックも通過したという。シャルケのホルスト・ヘルトSDは、「ユベントスのオファーは我々を満足させるものではなかった」と語り、金額的な部分で敗れたことを示唆した。ユーベにとっては、単純な争奪戦への敗北だけでなく、ドラクスラーに費やした時間と労力を考えても大きな痛手となった。
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