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韓国メディアがG大阪FWファン・ウィジョ絶賛 「出れば決める」「韓国の新たな風」
敵地オーストラリア戦で1ゴール 「アジアカップメンバー選出に青信号」と太鼓判
韓国代表が17日、オーストラリア代表とアウェーで対戦し1-1で引き分けた。
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試合は前半22分、ロングパスから抜け出したFWファン・ウィジョ(ガンバ大阪)がゴール左隅に決めて先制。だが、そのファン・ウィジョが前半終了間際に負傷し、担架で運ばれてピッチの外へ。ハーフタイムでFWソク・ヒョンジュンと交代した。
試合は韓国1点リードのまま推移したが、後半アディショナルタイム4分、オーストラリアのコーナーキックからこぼれたボールをMFトム・ロギッチに右足ボレーを放たれる。これをGKキム・スンギュが一度は防いだものの、MFマッシオ・ルオンゴに押し込まれ1-1。土壇場で勝利を逃した韓国代表にとっては手痛いドローとなった。
ただ、この試合で脚光を浴びているのが、今季G大阪でクラブタイ記録となる6試合連続ゴールを決めているファン・ウィジョだ。前半で韓国が放ったシュートは1本。それがファン・ウィジョのゴールだった。
韓国メディアも、絶好調のストライカーを称賛している。スポーツ専門サイト「スポータルコリア」は、「オーストラリアは事実上、欧州に近いスタイル。力と高さを武器に、アジアチームにとっては手強い相手。それに対して十分に通用することを証明した。しかも45分だけのプレーで、来年1月のアジアカップメンバー選出に青信号が灯った」と、勝負強さについて称えている。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。