泥沼ユベントス、史上初の開幕2連敗 ローマとの頂上決戦で力負け

新戦力がフィットせず開幕2試合1得点

 リーグ5連覇を目指すユベントスは、開幕のウディネーゼ戦に続いて3-5-2システムで臨んだが、攻撃に意外性がなく2試合合計でわずか1得点。リーグ開幕から178分目でようやく初ゴールが生まれた。今夏の移籍市場で新天地を求めたMFアンドレア・ピルロや、FWカルロス・テベスの穴を強く感じさせるゲームが続いている。
 アトレチコ・マドリードから新加入のFWマリオ・マンジュキッチは試合中に判定や味方のパスに苛立った表情を見せることが多く、まだまだフィットしきれていない。負傷離脱中のMFクラウディオ・マルキージオやMFサミ・ケディラの復帰は今後見込まれるが、しばらく我慢の時期が続きそうだ。
 ユベントスが開幕2戦で勝利がないのは、2010-11シーズン以来。開幕2連敗に至っては史上初の大失態となった。さらに結果が出ない試合が続けば、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の進退問題に発展する可能性すら否定できない。リーグ4連覇中の名門の前方には、にわかに暗雲が立ち込めている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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