日本代表、中南米勢4連戦で得た“教訓” 酒井が挙げたアジア杯制覇のキーワードとは?

日本代表DF酒井宏樹【写真:Getty Images】
日本代表DF酒井宏樹【写真:Getty Images】

「気持ち良さをずっと出して、次の日、次の試合に疲労が溜り過ぎるのはシビア」

 アジアカップは決勝まで勝ち上がれば、グループリーグ初戦から24日間で計7試合をこなさなければならない。ノックアウトステージでは中2日の強行日程が生じる可能性も考えられる。いかに“余力”を残しておけるかは、勝ち上がっていくうえで看過できないポイントだろう。それを踏まえたうえで、酒井はウルグアイ戦の展開を教訓に挙げる。

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「ウルグアイ戦の(後半30分の)3失点目は非常にもったいなかった。そこまで僕が高い位置をとらなくても良かったなと。僕的にはもう5分、6分過ぎたところからコントロールしに入ればいいかなと思っていました。結果的に失点してしまったので、もっと早い時間からコントロールすべきだった」

 当該シーンでは、日本が中盤でボールを奪われた際、酒井はアタッキングサードまで上がっており、右サイドがぽっかりと空いていた。三浦弦太(ガンバ大阪)、吉田麻也(サウサンプトン)、長友佑都(ガラタサライ)の3人がウルグアイのカウンターに対応したが、FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)にスペースを突かれ、最後はFWホナタン・ロドリゲス(モンテレイ)にゴールを決められてしまった。

「僕が上がる分、向こうの選手はかなり下がる。だから、自分が上がったところのスペースにボランチが入ってそこで3対2を作っていたけど、それをいつやめるのか。試合のリズムを崩さずに進めていけるのか。そういうのも考えながらやらないといけない。

 あの試合は、どう考えてもやっている選手たちは気持ち良い。攻撃の選手が前に行きたいのも分かる。でも、その気持ち良さをずっと出して、次の日、次の試合に疲労が溜り過ぎるのはシビア。そういうのを決めるのが僕だったり、麻也くんや佑都くん。ワールドカップを経験している、海外でプレーしている人たちがすぐに判断して、スイッチとして前に伝えたりしていかないといけない。僕自身、そういうマネジメントがまだまだ物足りないので、もっとつけていかないといけないと思います」

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