リトルなでしこ、6発大勝でU-17女子W杯初勝利 FIFA公式も「順調な航海」と称賛
南アフリカを6-0で撃破、世界最速での大会通算100ゴールも達成
“リトルなでしこ”の愛称を持つU-17女子日本代表が、現地時間16日に行われたU-17女子ワールドカップ(W杯)ウルグアイ大会のグループリーグ第2戦南アフリカ戦に、6-0で大勝した。国際サッカー連盟(FIFA)も公式サイトで、「順調な航海で南アフリカを乗り越えた」とレポートする盤石な戦いぶりで、嬉しい大会初勝利を手にした。
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初戦のブラジル戦を0-0で引き分けてから中2日で迎えた第2戦。池田太監督は「積み上げてきたものを自信を持って出すことと、誰が出てもやってきたことを表していこうと伝えた」という。その言葉どおり、リトルなでしこは前半から躍動した。
まずはFW大澤春花が前半4分、ロングボールをヘディングで浮かせると落下点で相手に競り勝ってゴール。さらに同23分には右からのクロスに対して相手の前に足をねじ込むようにして蹴り込んだ。連続ゴールでチームを勢いに乗せたアタッカーは、「2点取れたことは本当に嬉しいし、チーム全員で戦って勝ち点3を取れたことも嬉しいです」と笑顔だった。
またFIFAは、このゴールが2008年の創設から6大会目にして日本のU-17W杯通算100ゴール目になり、世界最速での達成になったとレポートしている。
さらに日本は同37分に大澤の突破でPKを獲得するとFW田中智子がゴール正面の上に蹴り込んで追加点。同41分には大澤のシュートがこぼれたところをDF伊藤彩羅が蹴り込んで得点し、大量4得点を挙げてハーフタイムを迎えた。
後半に入っても勢いは衰えず、同10分にはMF木下桃香が倒されて得たPKを伊藤彩が蹴り込んで自身この日2点目。さらにアディショナルタイム1分には田中のラストパスをFW山本柚月が蹴り込んで6-0とし、ゴールラッシュを締めくくった。この試合の最優秀選手には、前半のみでベンチに退いたものの、4得点に絡んだ大澤が選出されている。