「ピッチに出ずに試合をするのは…」 森保Jを襲ったアクシデントに主将・吉田の反応は?

日本代表DF吉田【写真:Getty Images】
日本代表DF吉田【写真:Getty Images】

会場周辺の渋滞に巻き込まれて予定通り会場入りできず、アップの時間を削って試合へ

 森保一監督率いる日本代表は16日、国際親善試合ベネズエラ戦で1-1の引き分けに終わり、新体制発足からの連勝は3でストップした。スタジアム周辺の渋滞により、両チームともに試合開始1時間前になっても会場入りできず。ウォーミングアップの時間を削って予定通り19時30分にキックオフの運びとなったが、キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)は「ピッチに出ずに試合をするのは初めてだと思う」と振り返った。

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 日本代表は前半39分、セットプレーでMF中島翔哉(ポルティモネンセ)のクロスをファーサイドでDF酒井宏樹(マルセイユ)がジャンピングボレーで決めて先制。後半は中島の左サイドからのアタックを中心にベネズエラゴールに迫るも追加点を奪えず、逆に後半36分に酒井がPKを献上し、同点に追いつかれた。後半アディショナルタイムに右サイドからのクロスを吉田が頭で合わせてネットを揺らすも、オフサイドで得点は取り消し。そのまま1-1で引き分け、新体制発足から4連勝とはならなかった。

 試合前にはアクシデントが起こっていた。日本代表は大分スポーツ公園総合競技場に向かう途中で渋滞に巻き込まれ、目安のキックオフ90分前に会場入りできず。到着したのは試合開始まで約40分となった段階だった。吉田によれば、ピッチに出ずに試合に臨むことになり、それは「初めて」の経験だったという。それでも、「逆にいつも以上に集中してできた」と影響を否定した。

「これからアジアカップ、もしくは(ワールドカップの)アジア予選が始まると、アウェーでこういうアクシデントが起こり得る。そのなかでも冷静に戦わなければいけない。明らかに自分たちに不利に戦うこともあると思う。そのなかでも勝っていくのはアジアの戦うの難しさ。良い勉強になったと思う」

 来年1月にUAEで開催されるアジアカップや今後のワールドカップ予選のアウェーゲームを見据え、今回のアクシデントも“教訓”と前向きに捉えていた。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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