森保ジャパン、初陣からの4連勝逃す 酒井が代表初得点も終盤にPK献上で1-1ドロー
酒井のジャンピングボレーで先制も、終盤にPKでベネズエラに追いつかれる
森保一監督率いる日本代表は16日、国際親善試合ベネズエラ戦に臨み、前半39分にDF酒井宏樹(マルセイユ)がセットプレーから鮮やかなジャンピングボレーで決めて先制。後半もMF中島翔哉(ポルティモネンセ)を中心に攻め込んだが追加点を奪えず、逆に後半36分に酒井がPKを献上して同点に追いつかれ、1-1で引き分け。森保新体制発足からの連勝は3でストップした。
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試合前、大分スポーツ公園総合競技場への移動で渋滞に捕まり、両チームともキックオフ1時間前を切って会場入りする事態となったが、予定どおり19時30分にスタート。森保監督は前日会見で「ウルグアイ戦のメンバーがベース」と語ったとおり、ウルグアイ戦のスタメン8人を起用。GKにはA代表デビューとなるシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)、DFには酒井宏樹(マルセイユ)、20歳になったばかりの冨安健洋(シント=トロイデン)、吉田麻也(サウサンプトン)、佐々木翔(サンフレッチェ広島)が並んだ。
中盤のボランチには遠藤航(シント=トロイデン)と柴崎岳(ヘタフェ)が入り、サイドハーフに中島翔哉(ポルティモネンセ)と堂安律(フローニンゲン)、トップ下に南野拓実(ザルツブルク)と3人が2列目に並び、1トップに大迫勇也(ブレーメン)という4-2-3-1の配置となった。
日本は前半11分、ゴール前でのバックパスをベネズエラにカットされてピンチを招く。GKシュミットが飛び出すもシュートを放たれ、ボールはゴールへ一直線。しかし、A代表2試合目の冨安がライン上ギリギリでクリアし、なんとか失点をしのいだ。
日本は両サイドの中島と堂安の仕掛けから相手陣内に攻め込むが、ペナルティーエリア前で跳ね返されてなかなかチャンスを作れず。中盤でのパスミスも多く、逆に前半15分、20分とベネズエラにミドルシュートを打たれてゴールを脅かされた。
迎えた前半26分、中島の縦パスを起点にゴール前の大迫につなぎ、右サイドに展開。堂安は飛び出してきた相手GKの動きを見極め、利き足とは逆の右足でチップキック気味のシュートを狙ったが、ボールはわずかに左に逸れてゴールとはならなかった。
さらに前半30分、最終ラインからのロングフィードに抜け出した南野が中央にセンタリングを供給。大迫が走り込んでいたが相手DFにカットされて、シュートは打てず。同35分の中島のシュートも相手GKの好セーブに遭ったが、その4分後に中島のFKを酒井がファーサイドに飛び込んでジャンピングボレーで合わせ、1-0で前半を折り返した。