英プレミアリーグ、前倒しの移籍期間に9クラブが反対 ユナイテッドなどが“従来”支持

プレミアリーグは、前倒しの移籍期間に9クラブが反対している(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
プレミアリーグは、前倒しの移籍期間に9クラブが反対している(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

今季から夏の移籍市場の期限をリーグ開幕前に設定…以降は国外へ放出可能も補強不可に

 イングランドのプレミアリーグは今季から夏の移籍市場の期限をリーグ開幕前へと前倒しした。しかし、約半数のクラブは従来どおり8月末までのルールへ戻すことを訴えているという。英紙「デイリー・ミラー」が報じた。

 夏の移籍マーケットは国ごとに期限が定められている。これまでも多少の差異はあったとはいえ、イングランドやスペイン、イタリア、ドイツといった列強国では基本的に8月末まで選手の補強が可能だった。

 しかし、今季からプレミアリーグでは開幕の前日にあたる8月9日に期限を設定。以降、国外への選手放出は可能だが、新たな選手を獲得できなくなった。

 イタリアはイングランド同様に移籍期限をリーグ開幕前としたが、その他のスペインやドイツなどでは従来のままだった。開幕後に選手が国外クラブへ移籍した場合、代役を獲得することができないため、このルール変更に不満を持つクラブもあったようだ。

 このルールについて、現在プレミアリーグに在籍する20クラブの投票が行われた。記事ではマンチェスター・ユナイテッドなど9クラブがデッドラインを従来の8月末に戻すことを支持しているという。

 トットナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督も「これは残りのヨーロッパのクラブにとって大きなアドバンテージとなる」と語り、かつてのルールに戻すべきだと主張しており、今後の動向が注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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