フルハムのラニエリ新監督が“イタリア流”宣言 プレミア残留に決意「絶対に諦めない」
レスターで“奇跡の優勝”を果たしたラニエリ監督は守備的な戦術の導入を示唆
プレミアリーグで最下位に沈むフルハムはスラビシャ・ヨカノビッチ監督に代わり、2015-16シーズンにレスターをリーグ初制覇に導いたクラウディオ・ラニエリ氏を招聘したと発表した。新指揮官が今季残留に向けて意気込みを語っている。英公共放送「BBC」が報じた。
今季2部から5シーズンぶりに1部昇格を果たしたフルハムだが、12節を終えて1勝2分9敗という成績で20チーム中の最下位と、トップカテゴリーの洗礼を浴びている。そして、クラブはついに指揮官の交代を決断。ヨカノビッチ監督を解任し、“ミラクル・レスター”を率いたラニエリ氏と複数年契約を結んだと14日に正式発表した。
レスターを解任された2017年2月以来のプレミア復帰を果たすラニエリ氏は、クラブ公式サイトのインタビューで「ヨカノビッチは素晴らしい選手だったし、監督としても非常に良いスタートを切ったと思う。今季、何が起きたのか私には理解できない。とても高いクオリティーのチームだ」と述べ、今後の方針に言及した。
「イタリア人監督としては、守備的なやり方がこのチームにとって最善だと思う。ディフェンスに対する強いビジョンを持つことが重要で、これは単にサイドバックやキーパーがということではない。チーム全体での話だ。私にとって、チームのスピリットが大事だが、良いチームだということは分かっている。ファイティングスピリットは非常に重要。(次は24日に)サウサンプトンと戦うが、彼らスピリットを持った良いチームで、準備をすることが大事だ」
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