東京五輪世代の「黄金コンビ」に名乗り! “エース候補”小川と藤谷がUAEで躍動
復活に手応えを見せる小川「コンディション的なところも自信がある」
互いにトゥーロン国際大会こそ出場したが、9月のアジア大会には呼ばれなかった。それでも「1対1のデュエルや崩しに行くところ、そこは少しずつ上がってきていると思うし、個人のスピードを生かす部分ではドリブルの練習を少しずつ増やしてきた」と藤谷が語れば、小川は「復帰したての頃は体も全然で、トゥーロンのあたりはコンディション的にもなかなか難しいところがあった。ただ、徐々にコツコツと試合も重ねてやってきて、今はすごくコンディション的なところも自信がある」と語るように、日々のトレーニングに真摯に取り組んできたことが、今の自分たちにつながっている。
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「やっぱり代表に選ばれる機会、代表の招集自体が少なくなってきているので、アピールしたかった。そして、少しでもプレーしたいという気持ちがある」(藤谷)
「森保さんとはまだ(代表で)一緒にやっていないし、いずれ自分も代表でしっかりと結果を出し続ければ、指導してもらえる日が来るんじゃないかなと思っている。練習からどんどんアピールしてやっていきたい」(小川)
昨年に行われたU-20W杯では主力を担っていた二人。彼らの成長がポジション争いをより熾烈にさせ、さらに強固な代表チームを作っていく。
(林 遼平 / Ryohei Hayashi)
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。