ヤングなでしこがアジア女王に! U-19女子アジア選手権PK戦で北朝鮮を撃破

来年のパプアニューギニアU-20W杯出場権も確保!

 前回大会は東アジアカップに日本代表として出場したMF猶本光(浦和)などを擁したチームで臨んだが、あと一歩のところで世界大会への出場権を逃していた。今大会のメンバーは、昨年のU-17女子W杯を制したメンバーに、なでしこリーグで活躍する若手を加えたもの。実力、期待値ともに過去最高レベルにある。アジアでの戦いで見せたような、圧倒的なポゼッションと、前線からのプレスで相手を自陣に押し込めてしまうような戦いが、ヨーロッパやアメリカの強豪国を相手にも展開できれば、2世代連続で世界の頂点に立つことも夢物語ではない。
 準決勝の韓国戦と、この日の北朝鮮戦の11対11の時間帯では、圧倒的にボールを保持して、シュートまでつなげる危険な攻撃を展開しながら、スコアを動かせずに接戦になるという課題が残った。一方で、数的不利の劣勢の中でも守備が崩壊せずに無失点で耐え、最後にPK戦で勝利した勝負強さがアジアのタイトルを引き寄せた。
 この結果、優勝の日本と準優勝の北朝鮮、3位決定戦で中国に4-0で勝利した韓国の3ヵ国が、来年にパプアニューギニアで開催されるU-20女子W杯への出場権を獲得した。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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