英雄マラドーナが“スペシャル・ワン”への入門を志願!? 「モウリーニョが一番」
グアルディオラ監督は「クライフが作ったものを上手く利用した」と辛口コメント
アルゼンチンの英雄で1986年メキシコ・ワールドカップ(W杯)で母国を優勝に導いたディエゴ・マラドーナは、監督業を学ぶためにマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督のところに行きたいと語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
マラドーナは今年9月、メキシコ2部ドラドス・シナロアの監督に就任。チームは現在、スペインで強化合宿中を行っている。「スペインで監督をしたいと思うか?」と訊かれたマラドーナは、「イエスだ。だが、ただ監督をやりたいからではなく、長い時間をかけたプロジェクトが必要になる」とし、今すぐにスペインクラブを率いる可能性は否定した。
監督としての自身について、「たくさん学ばなければならない」と語り、“スペシャル・ワン”を自負するモウリーニョに「いろいろなことを聞くために、マンチェスターに行こうかと考えている」と明かした。
「なぜ、モウリーニョなのか?」との問いには、「だって、彼が一番なのは疑う余地もない」と一言。ユナイテッドのライバルであるマンチェスター・シティの「ペップ(・グアルディオラ監督)よりも上か?」と問われると、辛口でこう返した。
「私としては、イエスだ。モウが一番さ。ペップは、ヨハン・クライフが作ったものを上手く利用したんだと思う。これまで何度も言ってきたが、“ティキタカ”はグアルディオラが発明したのではない。あれは“フラコ”(クライフの愛称)が生み出したんだ。そして、ペップは世界中の選手を自分の好きなように選べる。だから、ティキタカが前よりも簡単なんだ」
また、今季不振が報じられているレアル・マドリードに関しては、「サイドバックがスペースを消せているのか、センターハーフがリンクできているのか、セントラルミッドフィールダーの二人がお互いを助け合えているのかなど、今こそがミスを正すタイミングだ」と言及。「レアル・マドリード会長のバックアップは、長期的には見込めない。監督には周期があり、そんなに長いものではない」とサンティアゴ・ソラーリ暫定監督の体制は長くないとの見解を示した。
果たして、マラドーナによるモウリーニョ監督訪問は実現するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)