「ペレはオンリーワン」 19歳ムバッペ、“サッカーの王様”との比較に複雑胸中を告白
W杯での大活躍にペレとの比較浮上も「彼がやったことは誰にも真似できない」と見解
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)で決勝戦での1ゴールを含む、計4得点の大活躍でチームの世界一に貢献した。センセーショナルを巻き起こした19歳の神童は、”サッカーの王様”として知られる元ブラジル代表FWペレ氏に比較されたが、本人は史上最高の一人である人物との比較を受け入れるのは難しいと述べたという。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」ブラジル版が報じた。
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圧巻のスピードで相手を切り裂くドリブルと鮮やかなフィニッシュで、フランスの20年ぶりの優勝に貢献したムバッペ。決勝での10代のゴールは、1958年スウェーデン大会でペレ氏が決めて以来となり、世界中で大きく取り扱われた。本人は「すごく嬉しかった」と喜びを語る反面、誰一人としてペレのようにはなれないとの見解を示している。
「比べるのは難しい。あの時代に彼がやったことは、誰にも真似できないと思うし、ペレはオンリーワン。特別だ。あまり気にしないようにしている」
ムバッペは早くもリーグ・アン優勝2回、W杯制覇を経験し、PSGの次の目標はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝だが、そのためにはまだやらなければならないことがあるという。
「新しいオーナーになってからクラブは成長し続けているし、僕たち選手たちは、CL優勝を考える前に、一丸となって進化しなければならない。優勝は最後の最後だ。クラブはこのステップ(経過)をとても意識していて、みんなが自分の役割をしっかりこなせば、結果はおのずとついてくる」
最後に「僕たちのポテンシャルをもってすれば、CL優勝が目標になるのは間違いない」と話したムバッペ。瞬く間にスターダムを駆け上がった神童は、CL優勝に導けるのか大いに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)