本田ベンチで出番なし… ミランが2-1でエンポリ下して今季初勝利

トップ下で途中出場のボナベントゥーラが決勝アシストの活躍

 ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は後半開始からMFアントニオ・ノチェリーノに代えて、27日にジェノアからの移籍が成立したばかりの新加入MFユライ・クツカを投入。中盤のテコ入れを図った。それでもリズムを取り戻せず、後半10分にトップ下のMFスソに代えてイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラを投入。ここでも本田に声は掛からなかった。
 ボナベントゥーラが敵陣で巧みにボールを引き出し始めると、ミランの攻撃は活性化した。同23分にはコーナーキックからルイス・アドリアーノの頭にピタリと合わせ、2-1の勝ち越しゴールをアシストした。その後、ミランは同38分にイタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチに代えてMFアンドレア・ポーリを投入。イタリア杯3回戦ペルージャ戦で1得点1アシストで2-0勝利に貢献し、フィオレンティーナとの開幕戦ではDFエリーの退場の煽りで前半38分に途中交代となった本田はベンチを温め続けた。90分間戦況を見つめることになった。試合も2-1で終了。ミランがサンシーロで今季リーグ戦初勝利を挙げた。
 全体的にはエンポリに主導権を握られるゲーム展開だったが、カウンターとセットプレーから新加入の強力2トップが決定力を見せつけて念願の勝ち点3を呼び込んだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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