「少しでも真似してくれたら…」 堂安律が明かすゴールパフォーマンスに込めた思い
漫画『ファンタジスタ』をモチーフにパフォーマンスを作成 「定着していけばいい」
日本代表MF堂安律は、所属するフローニンゲンで2試合連続ゴールを決めて11月シリーズの代表合宿に合流した。本人もフィーリングの良さを実感しているが、「泥臭いゴールがほしい」とさらなる高みに向けて思いを明かした。
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堂安は2日のエールディビジ第11節エクセルシオール戦(4-2)、開幕戦以来となる今季2点目を技あり反転ボレーでマーク。代表合流前のラストゲームとなった11日の第12節ヘーレンフェーン戦(2-0)では、右サイドからカットインして元オランダ代表MFアリエン・ロッベン(現バイエルン)を彷彿させる鮮やかなコントロールショットを決めた。いずれも海外メディアが称賛するゴラッソだったが、堂安自身は「泥臭いゴールがほしい」と語る。その真意とは――。
「スーパーゴールだけで二桁獲るのは難しい。5点、6点は簡単なゴールが必要になるし、今はワンタッチで取れるゴールとかを求めています。ヘーレンフェーン戦のラストにあった、走りながらのチャンスシーンみたいのを増やしていけたらいいな、と」
堂安は直近2試合で得点後にあるゴールパフォーマンスを見せている。両手の指を使ってひし形のような形を顔の前に作るが、サッカー漫画の『ファンタジスタ』をモチーフにしているという。
「1年前から考えていて、できたのが最近。点を取ったらあまり冷静ではいられないので、覚えていればやれたらいいし、あのパフォーマンスが定着していけば。僕が小さい時は、ある選手がやっていたのを見て、(パフォーマンスを)真似したこともある。小さい子たちが少しでも真似してくれたら嬉しい」
A代表初ゴールを挙げた10月のウルグアイ戦(4-3)では、DF長友佑都(ガラタサライ)にスパイクを磨いてもらう“靴磨きパフォーマンス”が脚光を浴びたが、16日のベネズエラ戦、20日のキルギス戦では自身のゴールパフォーマンスで観る者を魅了したい。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)