なでしこMF宇津木瑠美、4度目のW杯への“準備” 若手に要求したい「背伸び」とは?

強いメンタルを要求「少し背伸びしてピッチに出ていかなければいけない試合もある」

 実際、高倉麻子監督の率いる新チームは船出後、しばらくは黒星が先行。抜擢された選手からも、結果が出ないプレッシャーから来る重苦しさは感じられた。それが、指揮官が今季最大のターゲットに置いた4月の女子アジアカップで優勝すると、ムードは一変した。大きなターニングポイントになったのは、グループリーグ第3戦のオーストラリア戦(1-1)だ。そこから出場した宇津木も、大会の行方、大きく言えばチームの化学反応に貢献した。

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「サッカーのプレーの部分だけじゃなくて、スタッフとの関係、メンタル的な部分のケアといった、高倉監督のオフ・ザ・ピッチの関わり方というのが、精神的な強さを少しずつ結果につなげられているのかなと思います。この後も、苦しいところで気持ちがぶれないようにしていけたらいいのかなと思います」

 そして、強いメンタルをキープするため、若い選手に要求したいものの一つに、良い意味での「背伸び」があるという。

「無理に強がる必要はないですが、少し背伸びして平気でピッチに出ていかなければいけない試合もあります。口に出すことも、少し背伸びしているくらいでいい。(若い選手からも)そういう部分が出てきていると信じたいし、自分自身もそういう選手でありたいと思います」

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