日本代表GK権田、「川口能活引退」に語った憧れと“第2の人生”への期待
横浜FM時代の川口に憧れて低いパントキックやボールに飛び込むスタイルに挑戦
森保一監督が率いる日本代表は大分合宿3日目の14日、冒頭15分のみの公開でトレーニングを行った。同日、元日本代表GK川口能活が現役引退会見を行ったなか、GK権田修一は「憧れの選手」への思いを明かした。
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権田は小学校時代、川崎市内のサッカークラブに所属していた。そのため、神奈川県の横浜を拠点とする横浜F・マリノスは身近で、よく試合を見に行っていたという。そして、当時横浜FMの正守護神だった川口に目を奪われた。
「能活さんは僕が小学校4年生の時にマリノスカップという大会でプレゼンターをしてくれて、『川口選手だ』と憧れました。能活さんに憧れて、低いパントキックを蹴る、ボールに対して飛び込む選手(GK)は多かったと思います」
現役生活25年で、ワールドカップ(W杯)出場4回、Aマッチ出場数は歴代3位タイの116。闘志を前面に出す“炎のGK”の引退に権田は何を思うのか。
「能活さんは何回か対戦させてもらいました。今、日本人のGKでW杯に出たのは3人(川口、楢﨑正剛、川島永嗣)。そのうちの一人で、なおかつ海外移籍も経験して、J1、J2、J3、アンダー、五輪と大学サッカー以外、日本サッカーのあらゆるところを経験している。日本人のGKが世界的に見てまだまだストロングじゃないなかで、高さがあるわけではないのに世界と戦えた人なので、日本人らしさだったり、日本人でも世界に通用すると伝えていってくれるはず。能活さんがどういう選手を育てるのか楽しみだし、興味があります」
権田は9月のパナマ戦(3-0)で3年7カ月ぶりの代表戦出場を果たした。GK東口順昭(ガンバ大阪)との競争は熾烈だが、ベネズエラ代表(16日)、キルギス代表(20日)と対戦する11月シリーズでピッチに立ち、憧れの川口に胸を張れるパフォーマンスを見せたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)