永遠のマエストロ・ピルロ 米移籍後もイタリア代表招集確定

ジョビンコとのMLSコンビが代表招集へ

 イタリア代表のアントニオ・コンテ監督は来年の欧州選手権フランス大会予選の9月3日にマルタ代表戦、6日にブルガリア代表戦で、アメリカMLSのニューヨーク・シティFCに移籍したMFアンドレア・ピルロとトロントFCのFWセバスティアン・ジョビンコの2人を招集する方針を明らかにした。ESPNが報じている。
 36歳のマエストロは今夏にイタリア王者ユベントスを去り、新天地をニューヨークに求めた。コンテ監督は欧州の舞台を退いてもピルロの衰え知らずのゲームメーク能力を高く評価している。
「ピルロも招集されるだろう。私は彼がチームにとって依然として鍵となる選手だ。彼が高いレベルを維持して、ピッチ上で違いを作り出せる限りは我々とともにある」
 指揮官はこう語った。一方、ユベントス時代に「イタリアの至宝」と期待されたジョビンコは1月にトロントに移籍。24試合17ゴールを挙げ、得点王となっている。
「ジョビンコはカナダで結果を出している。彼は我々の知る選手に戻ろうとしている。そして、このチームの重要な一部となれる」
 コンテ監督はそう語った。欧州のトップで活躍していたレジェンドが第一線から退き、キャリアの最後を過ごすイメージのあったMLSだが、近年はレベルアップしている。今後もMLSから代表戦に参加するために母国に戻るパターンも増えていくかもしれない。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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