雪辱誓うファン・ハール 昨季連敗のスウォンジー戦に「もう負けたくない」
就任50試合目の節目
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、昨季リーグ戦で屈辱の“ダブル”を喫したスウォンジー相手へのリベンジを誓った。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
昨季ユナイテッド相手に2勝を挙げた唯一のチームがこのスウォンジーだった。ファン・ハール体制となったユナイテッドは昨季、本拠地オールドトラッフォードでの開幕戦でスウォンジーと対戦し、1-2で敗れるまさかの黒星スタートを喫した。敵地での対戦でも同じく1-2で敗れた。
オランダ人指揮官にとっては、ユナイテッドで最初にリーグで対戦した相手 であり、30日に行われる今季第4節での対戦はマンU監督就任後50試合目の試合となる。節目を飾るこの対戦で、同じ相手に三度負けることは許されないと、強い気持ちを持って挑む。
「もう負けたくない。昨季、我々が一度も倒せなかった、あるいは1ポイントも取れなかった相手だが、成長し、昨年より良いチームになったことを証明したい」
昨季は開幕から3試合で2分け1敗と低調な出だしとなった。一方、今季は2勝1分。リーグ戦ではここまで2得点、開幕トットナム戦はオウンゴールによる勝利と攻撃に課題を残している。だが、UEFAチャンピオンズリーグのプレーオフ第2戦クラブ・ブルージュ戦ではエースのFWウェイン・ルーニーがハットトリックと攻撃陣に爆発の兆しが見られている。
指 揮官も「(スウォンジー戦は)難しいものになるだろうけど、我々は去年より良い準備をしてきている」と話し、今季のスタートには満足しているようだ。
3季ぶりのプレミアリーグ制覇へ順調な船出となった、ファン・ハール監督率いる“赤い悪魔”。敵地リバティー・スタジアムに乗り込み、因縁の相手への雪辱を誓った。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images