選手にキックで引退の元レフェリーが逸話告白 「イラつかせる」イブラにボール手渡し拒否
シャプロン氏が証言 「彼は指をぱちっと鳴らして『ボール!』と言った」
また、イブラヒモビッチとシャプロン氏の間で起きたエピソードも明かしている。2015年、当時PSGに所属していたイブラヒモビッチがハットトリックをマークしたロリアン戦(3-1)の試合後、同選手がボールを持っていたシャプロン氏の元に近寄ってきたという。
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「彼は私に近づくと、指をぱちっと鳴らして『ボール!』と言ったんだ。私には4人の娘がいるけど、もし娘たちが何か頼み事をする時、文章の最後に『プリーズ(お願い)』と付けなかったら、何もしてあげないよ。だから、(イブラヒモビッチにも)同じことをした」
イブラヒモビッチの“ボール”リクエストに対して思うところがあったというシャプロン氏。「失礼だと思った」と当時の胸中を率直に語ると、次のように続けている。
「『プリーズ』や『ありがとう』を忘れるようになったら、社会的に問題だ。誰もズラタンに『ノー』と言わないから、イブラヒモビッチの“パフォーマンス”が始まったんだ。きっと、断ったのは私だけだと思うね」
ボールを手渡すのを拒否したシャプロン氏にとって、一連の行動は「“躾”みたいなもの」だったという。