「現状に満足と言うのは簡単」 リバプール“98億円GK”が描く「完璧なGK」への進化
今季加入したアリソンが思い描く“現代的GK”の理想像
リバプールのブラジル代表GKアリソンは、今夏にローマからリバプールへ移籍金6700万ポンド(約98億円)で移籍した。昨季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準優勝チームへ高額移籍を果たした守護神は、現状に満足することなく“完璧なGK”への進化を追い求めているという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
アリソンの移籍金6700万ポンドは、この契約が決まった時点ではGKとして史上最高額。後にチェルシーが、スペイン代表GKケパ・アリサバラガ獲得に7100万ポンド(約104億円)を投じたことで記録は塗り替えられたが、大きな期待の表れであることに変わりはない。
現代では“11人目のフィールドプレーヤー”として、GKにも攻撃の組み立てに関与することが求められるようになった。アリソンは足もとの技術にも優れ、キック精度の高さも備える“現代的なGK”の代表的存在だ。ブラジル代表の正GKとして、今夏のロシア・ワールドカップにも出場した。
26歳でビッグクラブ移籍も実現させたが、本人は現状に満足している様子は微塵もないようだ。
「僕は高額でここ(リバプール)にやってきた。僕がパーフェクト(なGK)になることを期待している人もいるだろう。簡単なことではないけど、僕らはそこに向かってトライしているよ。今のプレーに満足していると言うのはとても簡単なこと。でも僕は完璧になるため、より良くなるために努力しているんだ」
さらにアリソンは、「リバプールやブラジル代表が目標を達成する助けになれるようにハードワークしている」とも語っている。チームに貢献できる「完璧なGK」になるという未来図を、頭の中に描いているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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