お茶目、イタズラ好き、癒し担当… INACの“心友”が語る韓国女子MFイ・ミナの素顔
負傷した守屋にLINEラッシュ「私にとってはお姉さんみたいな存在。とてもやさしい」
INACには過去にも韓国籍選手が何人も在籍してきたが、多くの選手は「最初はシャイ」だという。しかし、徐々に溶け込んでいくと「面白いことをやってくれる」(守屋)。イ・ミナも、その例に漏れないようだ。
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「ミナさんはおとなしそうに見えるけど、お茶目というか、結構イタズラ好きですよ(笑)。今のINACは、誰か一人が何かをやるんじゃなくて、イジられて盛り上がる感じ。(増矢)理花さん、(三宅)史織さんのほかに、最近はミナさんも上の人からイジられたりしています。ブチさん(岩渕真奈)とか日本語でバっと言うんですけど、ミナさんはそれを理解して、二人で笑ったりしていますね。ミナさんが笑うだけで和むというか、“癒し担当”な気がします」
守屋は6月3日に行われたリーグ第9節の日テレ・ベレーザ戦(0-1)で負傷退場。4日後、右膝前十字靭帯損傷で6~8カ月と診断された。当時、守屋を心配したイ・ミナから状態を問うLINEが大量に届いたという。
「『大丈夫?』『どうなっているの?』と、バーっとメッセージが来て(笑)。まだMRI撮ってないよと返信したら、『MRI撮ったら絶対に教えて』と気遣ってくれました。ミナさんは年上なので、私にとってはお姉さんみたいな存在。韓国語では敬語で話していますが、とてもやさしくて、本当に話しやすいです」
守屋がレギュラーを務めていた前半戦はイ・ミナが本調子ではなく、ようやくギアが上がってきた後半戦は守屋が全休。リーグ戦での同時出場は4試合にとどまった。それだけに、「長い時間プレーできなかったので、もっと一緒にやりたい」と、守屋は今後の共演に思いを馳せる。
日韓の垣根を越えた“心友”との交流をきっかけに、周囲との信頼関係が日々深まっているイ・ミナは、今年最後のタイトルを懸けた皇后杯でもキーマンの一人となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)