レアルFWの芸術的な“270度回転トラップ弾”を各国称賛 「最高品質」「絶妙タッチ」
ベンゼマがセルタ戦で決めた先制点が世界で反響 「真の優れたゴール」
レアル・マドリードは現地時間11日のリーガ・エスパニョーラ第12節セルタ戦に4-2で勝利し、サンティアゴ・ソラーリ暫定監督の就任後、公式戦4連勝を飾った。復調への道を歩むチームにあって目下絶好調なのが、最前線で奮闘する元フランス代表FWカリム・ベンゼマだ。レアル在籍10シーズン目を戦う不動のセンターフォワードはこの日、芸術的なボールコントロールから先制点をマークしており、世界各国メディアが「最高品質」「絶妙なタッチ」など称賛している。
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試合が動いたのは前半23分だった。右サイドのセンターサークル付近で最終ラインからのパスを受けたクロアチア代表MFルカ・モドリッチが前を向き、前線をルックアップ。この時、最前線のベンゼマはいったん下がって相手マーカーを引っ張り出すと、次の瞬間に鋭くターンをして空いた裏のスペースへと走り込む。この動きを見逃さなかったモドリッチから浮き球スルーパスが送られた時、ベンゼマは相手ペナルティーエリア右にフリーで侵入しようとしていた。
そして素晴らしかったのは、この次のボールを受ける瞬間の動きだ。フリーで抜け出したとはいえ、ゴールに背を向けた状態だったベンゼマだが、時計回りに270度右回転しながら右足で吸い付くようなトラップを見せる。そして前に出てきた相手GKと追走してきたDFに挟まれるような格好となるが、冷静に右足インサイドキックでゴール右隅に流し込んだ。
完璧な状況判断と高度な技術が合わさった一撃に、世界各国のメディアが反応。衛星放送「ビーイン・スポーツ」は、「カリム・ベンゼマの絶妙なタッチとフィニッシュ」と紹介。スペインメディア「エル・デスマルケ」は「モドリッチとベンゼマが豪華なゴールを演出」と二人の美しい連携を称え、モドリッチの「天才的なパス」からベンゼマが素晴らしいボールコントロールを見せたと伝えている。
米スポーツ専門テレビ局「ESPN」は、この試合でのレアル側の選手採点を公開。ベンゼマには10点満点で、チーム単独最高点となる「9点」を与え、寸評では「真の優れたゴール」「全てが最高品質のファーストタッチとフィニッシュ」と絶賛した。
ソラーリ暫定監督の下、公式戦4試合で4得点2アシストと絶好調のベンゼマ。新生レアル攻撃陣の柱として輝きを放っている。