なでしこ岩渕が右ひざ靭帯損傷で手術 来年2月のリオ五輪予選に影響か

クラブ発表 女子W杯カナダ大会準優勝に貢献したマナドーナに悲報

  女子ブンデスリーガ開幕を直前に控え、バイエルン・ミュンヘン女子の日本代表FW岩渕真奈が、右膝外側側副靭帯の負傷で手術を行うことが分かった。チームの公式サイトで発表された。プレシーズンの最終段階で故障があり、精密検査を経ての診断であるという。全治などは明らかにされていない。
 アルゼンチン代表の伝説の天才マラドーナにちなみ、「マナドーナ」の異名を持つ岩渕は、6月末から7月にかけての女子ワールドカップカナダ大会で、なでしこジャパンの一員として活躍。準々決勝オーストラリア戦で決勝ゴールを決めるなど、準優勝に大きく貢献した。その一方で、国内合宿で痛めた右膝にはテーピングがしっかりと巻かれ、主に後半途中からのスーパーサブとして出場時間を限定してプレーしていた。
 岩渕は自身のツイッターを更新。「私は最後の練習試合で怪我してしまいしばらくできません…。自分なりにやれる事やって一緒に戦いたいと思います!」と、悔しい心の内をつづっている。
  リーグ開幕戦はポツダムとの対戦が決まっており、FW永里亜紗乃との日本人対決も期待されたが、しばらくは治療とリハビリの日々になりそうだ。来年2月末にスタートするリオデジャネイロ五輪へ向けたアジア予選や、夏の本大会への影響も懸念される。まずは日本が誇るマナドーナの完全復活を願いたい。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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