バルサ、乾所属のベティスに不覚 エースのメッシ復帰も“守備破綻”に現地紙が警鐘
ベティスの戦術に屈し、壮絶な打ち合いの末に敗戦 失点は早くも18に到達
バルセロナは現地時間11日に行われたリーガ・エスパニョーラ第12節ベティス戦で壮絶な撃ち合いの末に3-4で敗戦した。腕の骨折からアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが復帰したものの、本拠地で勝ち点を落とした。そんなバルサの守備の破綻についてスペイン紙「マルカ」が言及している。
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試合は序盤からバルサがキケ・セティエン監督率いるベティスの術中にハマる形となった。前半20分にベティスは自陣からバルサ顔負けのパスワークからスペイン人DFジュニオールが先制ゴール。勢いに乗ったベティスは同34分に両サイドから積極的に仕掛ける攻撃からクラブの象徴である元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが追加点をゲットした。
後半に入ると21分にPKを獲得してメッシが復帰後初ゴールを挙げたが、26分にベティスのアルゼンチン代表MFジオバニ・ロ・チェルソの痛烈な右足シュートをドイツ代表GKマルク=テア・シュテーゲンが弾き切れず3点目。後半33分にチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが決めて2-3としたが、その3分後にクロアチア代表MFイバン・ラキティッチがこの日2枚目の警告で退場。直後にベティスのスペイン人MFセルヒオ・カナレスの一撃で万事休した。
後半42分にMF乾貴士が投入された後、試合終了間際にメッシが一矢報いるゴールで1点差に詰め寄ったが、反撃はここまで。2016年9月のアラベス戦以来となるカンプ・ノウでの敗戦、またホームでの4失点は2003年のデポルティボ・ラコルーニャ戦以来という屈辱を味わった。
第12節終了時点でのゴール数は34と相変わらず圧倒的な攻撃力を誇るバルサだが、気がかりなのは18を数える失点だ。昨季、この失点数に達したのは第33節のこと。フランス代表MFサムエル・ウムティティらの負傷離脱があるとはいえ、エルネスト・バルベルデ監督の下での手堅い守備に、綻びが生じていると言える。
この敗戦で2位セビージャとの勝ち点差は再び「1」となったバルサ。メッシ復帰で勢いに乗るかと思われたが、ボールを持たない時の整備をしなければ傷口は広がるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)