マンCが宿敵ユナイテッド撃破 “10人×パス44本”の連係弾に称賛「特別なチーム」
マンチェスター・ダービーでシティが本領発揮 圧巻のチームワークでユナイテッド攻略
マンチェスター・シティは現地時間11日、ホームでマンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチに臨み、3-1で宿敵を下した。ダメ押しゴールとなった3点目のゴールはフィールドプレーヤー10人全員がボールタッチし、計44本ものパスを繋いで相手を翻弄したもの。現地でも称賛を集めている。
シティは前半12分に元スペイン代表MFダビド・シルバのゴールで先制。後半の立ち上がり3分にはエースのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロがエリアない右からニアサイドを撃ち抜く強烈シュートで追加点を奪った。後半13分にフランス代表FWアンソニー・マルシアルのPKで1点を返されたものの、終了間際の同41分に華麗なパスショーから試合を決定的付ける鮮やかなゴールが生まれた。
ハーフウェイライン付近でフランス代表DFバンジャマン・メンディからビルドアップが始まると、攻撃の出方を伺うように最終ラインと中盤の選手で細かいパスを繋いでいく。右サイド、左サイドとピッチを広く使いながら少しずつ前進していくと、フィールドプレーヤー10人で丁寧につないできた42本目のパスでD・シルバがペナルティーエリア内のイングランド代表FWラヒーム・スターリングへ通す。さらにこれを右サイドのポルトガル代表MFベルナルド・シルバへ落とし、中央へクロス。44本目のパスがゴール前のMFイルカイ・ギュンドアンへと渡って勝負あり。最後はこのドイツ代表MFが冷静にゴールへ流し込んでフィニッシュとなった。
英衛星放送「スカイ・スポーツ」で現地解説を務めるグレアム・スーネス氏はシティの3点目のシーンについて「彼らはパスで魅了した」と称賛。ユナイテッドを翻弄したゴールは見ている者を惹きつけるゴールだった。さらに、同氏は「このパフォーマンスなら、シティは本当に特別なチーム」と語るなどペップ・グアルディオラ監督率いる王者への賛辞を惜しまなかった。
無敗を維持し、10勝到達一番乗りとなったシティ。勝ち点を32に伸ばして首位をキープした。