日本勢ACL“2連覇”、韓国誌が母国の市場規模&競争力に警鐘「劣勢に陥る可能性が高い」
韓国専門家が分析「Jリーグの勢いは、整備されたシステムと資本が合わさった結果」
こうしたJリーグの躍進について、「スポーツ朝鮮」は現地専門家に話を聞いて分析。「Jリーグの勢いは、整備されたシステムと資本が合わさった結果」と伝えている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
「Jリーグはイギリスのパフォームグループと2017年から10年間、2000億円の放映権の契約を結び、その結果、Jリーグクラブの資金の流れが良くなった。FCバルセロナからイニエスタや韓国代表クラスのGKが多くJリーグに流れ、観客数も伸びている」
一方で、記事では盛り上がりを見せるJリーグに比べ、Kリーグの現実は厳しいという見方を示している。
「クラブの投資が縮小している。全北現代を除いたほとんどの企業クラブが予算を縮小させる傾向にある。Kリーグの観客数も2017年1部リーグは計148万人、1試合当たり平均6486人と集計されている」
記事では最後に「KリーグとJリーグの市場規模は、すでに大きな差が開いている。この差が、競技力につながるのであれば、今後ACLはもちろん、A代表、そして年代別代表で韓国が劣勢に陥る可能性が高い」と専門家の声で締めくくっている。
韓国にとっても、日本との差を痛感させられる結果となったようだ。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。