なぜ鹿島はACL決勝を制した? アジア初制覇へ導いた“2つの強み”を海外メディア分析
ペルセポリスとの我慢比べに耐え、2戦合計スコア2-0で勝利「待ち焦がれた瞬間」
鹿島アントラーズは現地時間10日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝でペルセポリス(イラン)とのアウェーマッチを0-0でしのぎ、2戦合計スコア2-0で逃げ切った。20冠目にして初のアジア制覇となったが、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は「はつらつとした鹿島、不発のペルセポリス。ACL決勝はどこで差がついたのか?」と分析している。
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ホームで行われた第1戦(2-0)と同じ先発メンバーで臨んだ鹿島は、ペルセポリスの武骨な攻撃をGKクォン・スンテ中心にしのぎ、時計の針を進めた。後半は途中出場のMF安西幸輝が左膝を痛めた素振りを見せ、DFチョン・スンヒョンも相手の足と交錯するなどタフな状況が連続したが、持ち味の堅守で90分間をスコアレスドローで終えた。
2戦合計スコア2-0で悲願のアジア王者に輝いた鹿島。記事では「日本で最も成功を収め続けてきたクラブの待ち焦がれた瞬間が訪れた」と綴ったうえで、「どこで勝敗の明暗が分かれたのか?」と180分間の戦いを振り返っている。
第1戦で鹿島が完璧な勝利を収めて第2戦を迎えられたこと、2試合を通してペルセポリスの攻撃陣が不発だったこと、相手が交代カードのオプションが欠けていたことのほかに、日本代表DF昌子源とDFチョン・スンヒョンの両センターバック(CB)の存在が鍵だったと指摘している。