欧州王者レアルの贔屓紙が鹿島のACL初制覇を特集 「潜在的なライバルとなる」
2年前のクラブW杯で善戦 準々決勝でグアダラハラに勝利すれば2年ぶりの再戦へ
鹿島アントラーズは現地時間10日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝、ペルセポリス(イラン)とのアウェーマッチを0-0でしのぎ、2戦合計スコア2-0で逃げ切った。悲願のアジア初制覇となったわけだが、これに注目しているのはレアル・マドリードのお膝元のメディアだ。
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スペイン紙「マルカ」はレアルの贔屓紙として知られるが、今回のACL決勝について「カシマ、初のアジアチャンピオンズリーグ制覇」とのタイトルで記している。
10万人が駆けつけたとされるペルセポリスの本拠地アザディ・スタジアムで、「800人以上の女性サポーターが観戦することができた。国内の公式戦では入場禁止だが、これは大きな勝利の一つだ」とイスラム圏で女性がサッカー観戦できるようになったことを明記している。そしてもちろん鹿島についても、こう触れている。
「カシマはクラブワールドカップ(W杯)準々決勝でグアダラハラに勝利した場合、準決勝でレアル・マドリードの潜在的なライバルとなる」
このように記したのは、2年前のクラブW杯のインパクトがあるからだろう。開催国枠で出場した鹿島はあれよあれよと決勝に進出し、レアルと対戦した。
最終的には延長戦の末にレアルが4-2で勝利したが、日本代表MF柴崎岳(現ヘタフェ)の2ゴールで一時はリードし、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが退場とならなかった判定などで世界中から物議をかもすなど、追い詰められた記憶があるのだ。
もし鹿島が勝ち上がれば2年ぶりの再戦となる。鹿島は柴崎、レアルはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)がチームを去っているが、もし対戦となればスペインでもさらに話題となるだろう。